タイヤの寿命

スクーターのタイヤの寿命、交換時期とおすすめタイヤ

10.000キロ走行を目安にタイヤをチェックして交換する

スクーターはとにかく維持費が安いという魅力を持っていますが、その魅力は消耗品であるタイヤにも表れています。
どんな道を主に走るかにもよりますが、たいていの場合は街の中のきれいに整備された道路を走ることが多いので、スクーターのタイヤは意外と長持ちして、だいたい10,000キロはいけます。

月に800キロから1,000キロ通勤などで使用するとして、1年程度の寿命と考えることもできます。
もちろん、普段あまり長距離走らず、買い物や近場に行く程度というのであれば、1年半、2年と持つこともあります。
とはいえ、こうした距離や期間はあくまでも目安となるものですので、目視でしっかりとタイヤの溝を確認して、溝がなくなってきているようなスリップの危険性がかなり高まりますので、すぐに交換した方が良いでしょう。

また、ある程度溝があるように見えても、タイヤの材質自体が時間の経過と共に劣化するなどして、滑りやすくなることもあります。
雨の日などにタイヤの滑りが大きくなっているように感じたら、危険を回避するためにも、早めに交換した方が無難でしょう。

スクーターのタイヤはかなり安い

スクーターのタイヤは自転車のタイヤよりも小さいくらいですので、かなり安いというメリットがあります。
メーカーなどによっても価格の差がありますが、中には1000台で買えるものすらあります。
バイクのパーツをメインにして全国販売しているバイクパーツセンターでは、なんと一本あたり1,600円という低価格で販売していることもあります。

有名メーカー、日本製のタイヤで良い質のものでも、3,000円程度で買えることが多いので、それほど負担に感じることなくタイヤ交換ができます。
自分でタイヤ交換ができるのであれば、ネット通販などで安いものを見つけて、お得に交換することができるでしょう。

工賃の方が高くつくこともあるくらい

スクーターのタイヤは上記の通り、全体的にかなり安いので、修理店などに行ってタイヤ交換をお願いすると、タイヤ本体の価格よりも工賃の方が高くつくということすらあります。
スクーターのタイヤが一本当たり2,000円から3,000円程度だとすると、工賃で2,500円から3,000円ほどかかるのが普通です。
これに点検費用などのもろもろの細かい費用を加えると、一回当たりの費用は6,000程度となります。

自分でタイヤ交換ができるのであれば、タイヤ本体の値段だけとなりかなり割安です。
ネットでタイヤを買ってそれを持ち込んで修理店で換えてもらうこともできますが、ほとんどのお店で持ち込みの場合は工賃を高く取る傾向があるので、上手にお店を選ばないとせっかくネットで安く買った分が無駄になってしまうこともあります。