中大型スクーターの正しい乗り方

中大型スクーターの正しい乗り方

中大型スクーターの乗り方をマスターしよう!

原付や小型のスクーターと違い中型や大型は独特な乗り方をマスターしないといけません。
特にスクーターはスポーツバイクとはかなり異なっているので、小型のバイクから大型のスクーターに乗り換えたという人はかなりの違いに戸惑ってしまうでしょう。

ここで紹介するのはライディングポジションがどうなっているのか、走り方のポイントがどうなっているのか、ブレーキのかけ方の基本はどうなっているのかです。
この3点を抑えることができれば、慣れていない中大型向けのスクーターでも安全かつ安心して扱うことができるようになります。

特にビッグスクーターはホイールベースが長いので必ず大きな内輪差が発生します。
この内輪差を感覚でつかんでおかないと事故に繋がりますので、必ずポイントとして抑えておくようにしてください。

ライディングポジションについて

中大型向けのスクーターのライディングポジションの基本は「ハンドル・アクセル・ブレーキの操作がしやすいポジション」となります。
それを踏まえた上で目線は高くすること、力を抜いてリラックスすること、腕が若干曲がる程度に余裕を持たせること、グリップ中央部を握ってレバー操作をしやすくすること、膝は車体からはみ出ないようにすること、つま先はまっすぐ前を向けて足は膝の真下に配置してステップにのること、このようになります。

コーナーリングやタンデムについて

特に意識してもらいたいのがコーナーリングの時に発生するバンク角があまり稼げずに車体を傾けすぎるとこけることでしょう。
中大型スクーターはホイールベースが長いため小回りが利きにくく、急なアクセル操作を苦手としています。

また、タンデムをする場合はパッセンジャー側はライダーから離れすぎない自然な位置取りをして、ライダーの腹部周辺を両腕でつかみ、つま先は前方を向けるようにしましょう。

走り方のポイントについて

スクーターの最大の特徴はクラッチ操作がとても簡単なことです。
これは小型でも大型でも同じ特徴であり、アクセルをゆっくりまわしてエンジン回転数を上げれば気持ちのいいドライビングができるでしょう。
曲がるときは余裕を持って曲がれる速度までしっかりとスピードを落として、車体を傾けすぎないように注意しながら前方を見つつ曲がってください。

止まる場合はある程度車間距離を確保しながら止まりましょう。
中大型スクーターは隙間を縫うような運転は大きさ故にできませんので、他の自動車と同じように止まる時は止まってください。

ブレーキをかける時は車種にもよりますが、HONDAのように後輪ブレーキを掛けるだけで前輪のブレーキとうまく連動するシステムを採用しており、特に意識することなく後輪ブレーキを用いるだけで十分な状態になっています。
それでも急ブレーキはNGです。