電動スクーターのレンタル事業がイギリスで開始

電動スクーターのレンタル事業がイギリスで開始

電動スクーターのレンタル事業がイギリスで始まった?

キックボードのように立ち乗りして移動するちょっとしたお出かけに便利な「電動スクーター」のレンタル事業が、2020年7月4日からイギリスで合法化されました。
イギリス運輸省のレイチェル・マクリーン政務次官が2020年6月30日に正式に発表しており、国が認めた事業となっているのです。

ただし、あくまでも試験的な運用となっており試験運用は12カ月間続けた結果どうなるのか、その結果を見て総合的な判断を下すことになるでしょう。
あまりにも事故が多かったり問題が多発してしまった場合は試験運用という状況から顧みるに、廃案される可能性もゼロではありません。

試験運用的に始まったこの制度によると、電動スクーターを使用できるのは16歳以上かつ運転免許を取得している人のみが使用できるとのことなので、まずはこの基準を満たしているかどうかが重要になるでしょう。
免許がないと運転できないのです。

電動スクーターにおける法定速度について

また、通常の自動車のように法定速度が存在しており電動スクーターは時速15.5マイルが限度とされています。
時速に変換すると時速25kmなのでとってもゆっくりです。

ただし、合法化されたのはあくまでもレンタル事業における電動スクーター限定になりますので、個人所有の電動スクーターが行動を動き回るのはまだまだNGとなっています。
この法案そのものが世界レベルでも先駆けとなっている法案なので、この結果次第では日本も法案を通る可能性があるでしょう。

レンタル事業が合法化された理由は?

レンタル事業は元々いつか合法化されるだろうと言われていましたが、実は申し越し時間がかかると多くの方々が考えていたのです。
しかし、新型コロナウイルスが猛威を振るうことで公共交通機関の利用が控えられるようになり、足がなくなってしまって動けなくなる人が大勢出てしまいました。
この状況を打破するために急いで可決されたのが「電動スクーター」のレンタル事業だったのです。

イギリスでは2021年中に電動スクーターに関する法整備して、レンタル事業などのお話を進める予定でしたが、交通網への負担を少しでも減らさなければいけないコロナ禍の状況では待っていられないということでハイスピードで可決されたという背景があります。
ソーシャルディスタンスが世界的に話題になっている状況で、今回の電動スクーターは確実に役立つという考えなのです。

日本ではレンタル事業がすでにあるの?

キックボードタイプの電動スクーターを日本でも入手することは可能ですが、公道の走行はOKとなっていません。
ただし、サドルやヘッドライトなどを装備させることで公道を走れる電動スクーターにすることも可能なので、できなくはないという状況なのです。

こんな状況にある日本ですが、実は「電動キックボード レンタル業者は東京 大阪 全国イベント21へ(https://event21.co.jp/fes264_elekickboard.htm)」というサイトが存在しており、レンタル事業そのものは存在するのです。
ただし、このホームページにも「公道では絶対に使用しないでください」という注意書きがあるので、行動では走れないことがよくわかります。