電動スクーター

ロサンゼルスで電動スクーターが大人気

ロサンジェルスでスクーターが大人気

ロサンジェルスではスクーターが大流行しています。
アメリカといえばフォード車やGM車あるいは、FCA車や日本車など、ブランド車がさまざま浮かんでくるでしょう。
実際テレビでみかけるロサンジェルスの大通りは、無数の車が行き来しているので、アメリカ人は無類の車好きと思っている人が多いです。

昨今自動車よりも軽快なスクーターが、多くのアメリカ人のハートをわしづかみにしたのです。
ここでアメリカ特にロサンジェルスの交通事情を見ておかなければなりません。
生身でスクーターを乗りまわす事が、どれだけ大変な事かわかるでしょう。

ロサンジェルスの交通事情

ロサンジェルスに限った事ではないのですが、かなり治安の悪さが指摘されています。
ロサンジェルスを始め、アメリカでは地下鉄が発達しているのですが、特に治安が悪いのは電車です。
注意深い人が主に利用するのは自家用車かタクシーになります。
実際すりや置き引き、発砲事件など注意が必要です。

タクシーが割高なのはアメリカも同じです。
なるべく電車を使って移動したいのですが、エリアによっては、電車だとかなり遠回りになります。
さらにタクシーも線路もない、極めて交通の便が悪いエリアでの、主な交通手段は自家用車です。
そのような交通事情の中で、スクーターが彗星のごとく登場しました。

電動スクーターありがたや

住民は当然ながら自家用車移動ですが、観光客の多くは自家用車を当然ながら持ち合わせていません。
地元周辺では観光客をターゲットにした、シェアスクーターサービスが利用されています。
たとえばベニス・ビーチやサンタ・モニカなど、日本人にも人気の観光名所では、特に多いです。
日本との大きく感覚の違いを感じるのですが、かなり無防備に鍵をつけたまま、路上駐車されています。

実はここがいかにも自由の国アメリカらしいのですが、スクーターには位置情報がスマホアプリで、逐一管理センターへ送信されています。
スタッフは送信されたデーターを元に、回収に回っては専用車に手際よく詰め込んで、ステーションに戻していくシステムです。
サービスエリアであれば、どこでも乗り捨てOKですし、バッテリー残量も送信されるので、バッテリー交換もスタッフの大事な仕事になります。
スクーターは、すくなくてもロサンジェルスの人にとっては、日常的に使う、便利な機器になのでしょう。

一方で景観を崩すとの指摘もあり

タクシーも電車もほとんどない、交通の便が悪い地域では、コンパクトで軽快に走るスクーターは、快適そのものです。
普及し始めたのはここ数年なので、ロサンジェルスの法制度は、まだ充分に整備されていないのでしょう。
ヘルメットもつけず、無防備な状態のまま車道を時速30km程度の、ゆっくり運転でゆらゆら走行するのは、自動車往来の激し状況では極めて危険度が高くなります。
どこでも無造作に乗り捨てされるので、観光地では景観の悪影響だとの苦情もあいついでいるのも事実です。