HONDA「ベンリィe」について
HONDA「ベンリィe」はHONDAの電動スクーターで、集配業務に使えるような「ビジネス用電動二輪車」に該当します。
電動スクーターはガソリンを使わないエコなスクーターであり、バイクのエンジン音も発生しない静かでクリーンなスクーターとなっております。
電動スクーター業界が大きな賑わいを見せる中、HONDAは1994年に「CUV ES」という電動スクーターを発表していました。
すでに四半世紀分の知識と技術を総動員した電動スクーターを製作したのですが、その知識と技術が総動員して誕生したのが今回紹介する「ベンリィe」となるのです。
また、「ベンリィe」はクルマの免許でも運転できる原付一種向けの「I」型、原付二種向けを「II」型として発表しており、それぞれの仕様に大型フロントバスケットやフットブレーキなどを標準装備としている「プロ」タイプも用意しているのです。
HONDA「ベンリィe」の特徴は？
「ベンリィe」はとにかく集配業務に使えるような「ビジネス用電動二輪車」とはどのような性能を求めているのかを体現した電動スクーターとなっており、スロットルレスポンスも過不足がなく加速も非常にスムーズです。
ブレーキは前後連動式の機械式ドラムを採用しており、プロ仕様となるとさらにキビキビとした動きをみせてくれるでしょう。
電動スクーターで問題視されるのが1回の充電で可能な走行距離ですが、「ベンリィe」はWMTCモード50kmを実現しているのでビジネスで1日の配達距離を問題なくカバーできているといえます。
また、バッテリーも簡単に交換が可能なのでバッテリーが不足気味になってきたら事務所で交換することも可能となっています。
HONDA「ベンリィe」の最大の特徴は？
このように素晴らしい性能を誇っている「ベンリィe」ですが、さらに画一的な機能として「Honda FLEETマネージメント」という運転記録や車両の稼動データを集めて解析できるテレマティクス・コントロール・ユニットが搭載されている事でしょう。
これにより管理・統括する立場にある人達が「ベンリィe」がどのような経路で移動しているのか、危険な運転をしていないかも確認することが可能でありより「ビジネス用電動二輪車」としての存在価値を高めているのです。
HONDA「ベンリィe」の魅力は何か
「ベンリィe」の最大の魅力は「ビジネス用電動二輪車」としての性能を遺憾なく発揮できるように機体面でも電気的な面でも非常に優れているということでしょう。
車両重量は様々なシステムや機能を搭載させるために従来のモノと比べるとかなり重くなってしまっているのですが、その重さを感じさせないほどのパワーを発揮しており急なハンドリングにも問題なくついてこられる性能になっております。
車体はガソリン車のベンリィシリーズを元にしているのですが、電動スクーター向けに改良した結果非常に高性能な仕上がりになっているので、不安定な挙動が感じられないレベルへと昇華されました。