ダメ絶対

違法となるカスタムとは

あな楽しバイクの改造

バイクが大好きすぎて、いじりまわしているうちに原型がわからなくなっている改造車を、時々見つけます。
実際道路を走行してみなければ、実際使い勝手の良さや安全性はどうなのか検討つきません。
単純にボディカラーを変えるだけなら、いいのです。
走行する時にやたらと高らかに、エンジン音をならせば、近所迷惑になります。

ナンバープレートが見えにくいと、万が一事故が起きた時に、被疑者特定が難航するでしょう。
ウインカーを出すべき場所で、ウインカーが周囲にわかりにくかったために、自分が危険なめにあう事も、考えられます。
最後は自己責任で終わってしまうというのも、多数の人からの賛否がわかれやすい部分です。

一方時間とお金をたくさんつぎ込んで、かっこよく改造したのに、没収どころか禁固刑をくらうとしたら、これほど残念な事はありません。
大好きな改造をする前に、最低限の法律を理解しておく事で、不要なトラブルを避ける事にしましょう。
改造を完全に否定する内容にはなっていませんが、実質現状から大きくかけ離れない事が、義務づけられています。
もし違反したらどうなるのかというと、6ヶ月以下の懲役又は30万円以下の懲罰が課せられるのです。

マフラーの排気音を改造するのは違法

2010年以降、規制が厳しくなっています。
たとえば50ccであれば近接84db加速79dbですし、125ccまでの中型であれば近接94db加速82dbです。
250cc以上の場合は近接94db加速82dbとなります。
簡易消音器装着も禁止です。

すなわち“相対規制値”と言われるヨーロッパ基準値に統一されたのです。
新車時より5db以内に収まる改造なら問題ありません。
近接値はバイクマフラーから50cm離れた位置からマイクで拾った排気音を測定します。
加速値は実際の市街地走行を想定した加速騒音レベルを計測です。

ナンバープレートの違反項目の具体化

ナンバープレートをカバーで覆う(無色透明でも違反)、回転させる(縦向きにする)、折り曲げる、角度をつける(折り返す)、など形状をカスタマイズさせる事は、すべて違法になります。
少しでもおしゃれに見栄えよく、目立つようにと装飾していた事がすべて違法になるので注意が必要です。

ライトは色も指定

ヘッドライトやウインカーの色に関しても、規制が敷かれました。
ヘッドライトは常時点灯していなければなりません。
うっかり電池切れを起こすと整備を怠ったとして規制対象です。
ウインカーは橙色を指定、点滅回数は分速60回~120回に収める事が重要で、遅くても早くても規制対象になります。

ハンドルの高さも規制

ハンドルの高さも謡的に明示されています。
すなわち高さはプラスマイナス4cm以内、幅はプラスマイナス2cm以内と定められているのです。