GROMの特徴は「最強のコスパ」
ホンダからラインナップされているバイクモデルの中でも、タイ仕様の輸入モデルとして大人気なのは、GROMです。
このバイクモデルは、バイクに乗るユーザー自身が手軽にカスタマイズできるというコンセプトで開発された車種で、ミニバイクやレジャーバイクを数多く手掛けているホンダならではのユニークな試みと言えるでしょう。
前モデルと比較すると、新型GROMは細かいパーツのスペックが変更されただけでなく、外装パネルのデザインも一新されており、見た目の格好良さと快適さを大きくアップしました。
大柄なライダーが乗っても窮屈さを感じない大型シートに加えて、グリップ位置を高くすることで上半身がリラックスしやすいスペックに仕上がっています。
GROMの魅力
GROMの魅力は、なんといってもコンパクトで扱いやすいという点です。
シート高は761mmで、他のバイクと比較しても低めです。
身長が低い人や女性でも足つきが良いので、抜群の安定感を得られるでしょう。
また、疲れにくいという点もGROMの魅力です。
ハンドルの位置が高くなったことで、直立したライディングポジションで走行できます。
原付車種なので高速道路の走行はできませんが、街中走行で箱のライディングポジションは疲れにくく、走行しやすいのではないでしょうか。
もしも風圧が気になる場合には、オプションでバイザーを付けることも可能です。
カスタマイズしやすいという点は、GROMの大きな魅力の一つにもなっています。
GROMのスペック
GROMのスペックで注目した移転は、ストロークが52.4mm57.9mmから50mmx63.1mmへと変更された点です。
空冷OHCバルブ単気筒という点は前モデルと同じですが、圧縮比が9.3から10へとアップしたことによって、低回転域での粘り強さを持ちながらも7000回転前後の反応が格段に良くなったと好評です。
それまでの4速ミッションから5速ミッションへとスペック変更された点もまた、大きく注目されています。
4速ミッションはバイク初心者にも取り扱いやすいというメリットがある反面、各ギアのレシオ差が大きいため、コーナリングや上り坂ではどうしてもパワー不足になりやすいものです。
しかし5速ミッションに変更したことによって加速がスムーズになり、バイクの取り扱いに慣れていない初心者にとっても、パワー不足を感じることなく快適な走りを楽しめるようになっています。
GROMのホイールは、前後ともに12インチのサイズです。
見た目はコロコロと転がるような可愛さがありますが、硬めのサスペンションとコラボすることによってきびきびした動きを可能にしています。