シルバーウイング GT600

HONDAが長距離の快適な走行性能を追求した大排気量スクーター「シルバーウイングGT600」

スクーターは気軽に使える便利な乗り物で日本の市街地の道路事情に最も適したコミューターのひとつです。
昨今の大型スクーターのブームにより、各メーカーから各種モデルが登場し、原付スクーターの延長線上とは一線を画す、新しいバイクの概念を生み出しました。

「シルバーウィングGT」は、ホンダが2009年に400ccと600ccの2つのクラス別に発表した、快適な走行性能と上質なスタイリングを追求した贅沢な走りが持ち味のラグジュアリーなモデルです。
排気量582ccの2気筒エンジンは吹け上りが軽快で、スロットルを軽くひねるだけで、車体を力強く前へと押し出します。
スロットルを捻ってからリアタイヤに動力が伝わるまでのタイムラグは全く気にならず、市街地走行では低速走行での安定感が際立っており、大型に似合わず、ヒラリヒラリとしたフットワークが印象的です。
カラーは、パールサンビームホワイト、ソードシルバーメタリック、パールコスミックブラックの3色ですが、いずれもモノトーンの精悍なイメージを堅持しています。

スポーティな走りの訳はパワフルなエンジンだけではない

エンジンは、水冷4ストロークDOHC4バルブ2気筒、最高出力は、37kW(ネットは50PS)で、必要十分なエンジンと言えます。
また、最も重量のあるエンジンユニットの設置位置ですが、一般的なスクーターは、エンジン本体も可動するユニットスイングアーム式を採用していますが、このスクーターはエンジンをシャーシに載せて、スイングアームは別にしています。

つまり、普通のスポーツバイクと同様の構造を採用してエンジンが固定されているので、バネ下重量が軽減され、エンジンのパワーが路面に伝わりやすく設計されているのです。
最大重量物であるエンジンが低い位置で安定しているためハンドリングも安定し、おまけに、ユニット式採用のスクーターと比べて、シート下の収納スペースが広く確保できています。
タンデムツーリングで2人分の荷物を積み快適に走ることを可能にしてくれていることも嬉しいですね。

ホンダ シルバーウィングGT600の評判

街中の信号待ちからのダッシュについては、これ以上必要ないというレベルの評価で、エンジン性能の高さが伺えます。
前後ともにサンペンションが効いており、乗り心地にも定評があります。
シートの作りについては、一日中乗ってもお尻が痛くならないほどだと好評で、サスペンションによる乗り心地と相まって、ツーリングにはもってこいです。

乗り心地に高評価である点は、さすが「GT」(グランツーリズモ)を冠するバイクであると言え、「GT」の意味を理解して楽しむ乗り手にとっては、このビッグスクーターはよき相棒となってくれるに違いありません。