大型バイクたち

どうせ乗るなら大型でしょ!

日常的に気軽に乗る事が出来るスクーターですが、スクーターと言ってもその種類は様々です。一般的にスクーターと聞いて真っ先に思い浮かぶのはやはり原付バイクとしてのスクーターでしょう。

免許を取得するのも一日で可能ですし、車体価格も維持費も安い、それでいて気軽に乗る事の出来る原付スクーターには沢山の魅力が存在しており、今でも沢山の人が日常生活の足として使用しています。

スクーターを乗り継ぐ人の中には125cc、250ccと排気量が大きいものへとランクアップしていく人もいます。確かに排気量が上がると馬力も当然上がり、快適なクルーズを楽しむ事も可能です。

スクーターにはいわゆるビッグスクーターと言われる250ccや400cc、そして650ccなどのバイクも存在しています。この650ccやそれ以上の排気量のスクーターのメリットや特徴といったものはどういったものなのでしょうか。

大型スクーターの特徴

大型の650ccなどのスクーターにはABSなどの装置が標準で搭載されたタイプのものが多いという事が特徴の一つとして挙げる事ができます。

ABSは言わずともしれた機能で、最近の自動車には当然のように装備されている機能の一つです。思いっきりブレーキングしてもタイヤロックせずに、ロックを瞬時に解除してくれるというもので交通事故軽減に大きく貢献している機能です。
そのABSを纏ったバイクが650ccスクーターには多く、そのお蔭で有り余るパワーを持っているにも関わらず安全なクルーズが可能なのです。

650ccというと当然車体重量というものは大きくなります。車体重量が重いという事は当然ブレーキングした際に車体が停車するまでの距離も伸びてしまいます。その為強烈なブレーキングが必要とされますが、強いブレーキングをするとタイヤロックする可能性があります。

ABSを搭載していればその心配もなく、スピードが乗った状態からのフルブレーキングも可能となるのです。国土交通省の公式サイトでもABSの安全性について説明がありますので、是非ともご覧ください。

ABSの安全性
650ccのスクーターは非常に快適なツーリングを可能とします。馬力は当然原付や小型タイプと比べものになりません。アクセルを開けた瞬間からそれは体感できる事でしょう。馬力がありトルクが太いという事はつまりアクセルのレスポンスも良いという事です。確かに650ccもの排気量を持つスクーターは車体重量も重いですが、それでも自動車などに比べると遥かに軽い部類に入ります。その為アクセルを開けると圧倒的な加速性能を目の当たりにすることが出来るのです。
650ccのスクーターは確かにリッターバイクなどに比べるとパワー面では若干劣りますが、街乗りがメインの場合はそのデメリットを感じる事はまずないと言えるでしょう。北海道などのような広大な大地を思い切り駆け抜けるというのであればまた話は変わってきますが、そうでないのであれば充分なポテンシャルを秘めているのが650ccバイクです。
250ccスクーターでは少しパワー不足を感じる、かと言ってリッターバイクではパワーを持て余してしまい街乗りには不向き、こういう場合にはその中間である650ccバイクが正に最適だと言えるでしょう。650ccバイクならタンデム走行でもストレスを感じる事はありません。例えそれが高速道路だとしても自動車に比べて性能不足、なんて事は感じる事は少ないと思います。
スクーターを色々乗り継いできたのであれば最終的に行きつくのはやはり650ccやリッターバイクといった大型スクーターではないでしょうか。大型スクーターには原付スクーターや小型、中型スクーターにはない魅力があります。大きなバイクを自分で運転するという事はとても楽しくきっとその魅力に病みつきになる事でしょう。

●シルバーウィング650
2001年に発売された話題のビッグスクーター、シルバーウィング650の魅力に迫ります。

●スカイウェーブ650
スズキのスクーターバイクとして高い人気を誇るスカイウェーブ650、一体どのようなバイクでしょうか。

●TMAX
スポーツバイクとスクーターバイクの中間、TMAXの特徴についてご紹介します。